【岐阜県大垣市・東海道本線-甲大門西橋梁】
岐阜県大垣市の東側にある煉瓦製の橋梁、「こうだいもんにしきょうりょう」。
それは斜めに造られた「ねじりまんぽ」でした。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 「ねじりまんぽ」なんて物が
 こんな近くにあるなんて知らなかった。
 「世界に誇る日本の建造物」って本に
 岐阜県大垣市の煉瓦のねじりまんぽが
 載っているのを発見。
 これはゼヒ行ってみなければ(≧▽≦)
 周りには他にもイイ物いっぱい→■周辺図■

 場所は大垣市市街から北東方面
 国道21号線のすぐ北側にある、
 樽見鉄道・東大垣駅の近くです。
 で、モノは東海道本線の下にあります。
 これですね。

 一見ただの煉瓦のトンネルに見えますが…
 
 近くから見ると、
 築堤に対して斜めなのがわかる。
 橋台には、通る車から煉瓦を守るための
 隅石が付いてます。

 それと… アーチが何かヘン・・・
 
 見事に“ななめって”ます。
 それに合わせて
 坑口のアーチの煉瓦もずれてる。
 いや、ねじれてる。
 これぞまさに「ねじりまんぽ」だ。
 アーチの内側の煉瓦の列が
 アーチのふちに沿って
 ちゃんと一周しているのがわかりますか?
 
 単純に積まれた煉瓦積みのアーチを斜めに切ると
 アーチの片方だけに煉瓦が残ってしまい、
 アーチ構造にならなくなるのです。
 それをさけるために、
 こんな斜めに煉瓦を積んでいるのです。
 え〜と… こんな説明じゃあ
 よくわからないよね?
 大丈夫。私もわからないから( ̄▽ ̄)

 左の写真には、
 何かの標識?がくっついてます。
 
 やっぱり「ねじりまんぽ」の真骨頂は中です。
 もう、ぐぃ〜〜〜んってねじれてます。
 何か違う世界に連れてかれそう。
 
 今度は少し違う角度から。
 煉瓦の渦が迫って来るようだ。
 こんな所を歩くと
 平衡感覚がおかしくなりそう。
 
 アーチと橋台の境い目のアップです。
 煉瓦の構造物といえば
 どっしりとした重量感とか、
 落ち着いた雰囲気があるもんだけど、
 ここのは躍動感があるね。
 まるで煉瓦が流れてるようだ。
 
 反対側に抜けました。
 高さ制限が1.7mですって。
 ここで写真を撮ってる時に
 軽自動車がくぐって行きました。
 本当に通る車がいるんだ。
 すごいなぁ。
 ミニバンタイプだったけど、
 いっぱいいっぱいでした。

[2008年3月現在]

神社の参道の延長線上にある橋梁です。
こういうのを見ると、何で道の方を曲げて、橋梁を築堤に対して直角に造らないのだろうと思いますね。
完成しのが1887年。径間…トンネルで言う所の幅の事ですが、2.11mあります。
ここの東側にも、同じ煉瓦の橋梁「宮東橋梁」があります。
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