【岐阜県・飛騨市-小鳥川の吊り橋】
岐阜県飛騨市を流れる小鳥川に取水堰があります。その下流に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 国道471号線と360号線が
 分かれる所から小鳥川沿いを
 西に2kmぐらい行くと
 取水堰があります。
 分かり辛いので、以前レポートした
 「保木林の吊り橋」を目印にすれば
 よいでしょう。


 国道471号線から来たら
 保木林の吊り橋から
 少し戻らなければなりません。
 ダートの道を河原に降りて来ると
 取水堰に行ける道があります。
 そこを進むとここに出ます。
 

 吊り橋は取水堰の向こう側。
 主塔は緑色の丸パイプです。
 橋の手前にポールが門みたいです。
 実はここに立入り禁止の
 札が下がってた。
 でもまあちょっと
 失礼させてもらいますよ。

 
 さすが電力関係の橋は
 オール金属製で頑丈そうです。
 高欄は無いけど、
 ワイヤが手すり代わりです。
 
 これが取水堰で、
 ダムと言う程の高さは無いです。
 関西電力の施設だそうです。
 堤体の前には水が淀んで
 藻が生えてるのかな?
 ちょっと汚く見える。
 
 床はグレーチングで、
 下がスケスケですよ。
 怖い程の高さはありません。
 対岸の擁壁の下から
 水が出てますが、
 これのおかげで
 小鳥川の流れがあるのです。
 
 放水口を上から見ても
 そんなに迫力は無いか。
 こういう風に、余った水を流すのって、
 「余水吐」と言われる物なのかな?
 

 対岸は雑草だらけですよ。
 こちらは取水施設があるので
 立入り禁止のフェンスがあります。
 その先は、
 本当に入ってはいけない場所です。

 
 看板があったので、
 何か橋の情報が無いかと思って
 見てみたけど、
 名前は書いてなかった。
 その代わり重さについて書いてあった。
 積載荷重480kgで
 雪が2m積もっても大丈夫らしいです。

 [2013年6月現在]


ここの「小鳥川取水堰」で取水した水は、角川(つのかわ)発電所に流されています。
角川発電所は昭和30年(1955年)に運用が開始されました。
取水堰も同年代に造られた物でしょうが、
今回の吊り橋は、もっと後になって架けられたのでしょう。

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