【長野県・駒ヶ根市-こまくさ橋】
長野県駒ヶ根市と上伊那郡宮田村の間に架かる大きな吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 場所は駒ヶ岳のふもと、
 巨石公園の中にあります。
 グーグルマップで見れます

 県道75号線からじゃなく、
 こまゆきロードから来ました。
 県道側はホテルやレストランがあり
 にぎやかな雰囲気ですが、
 こっちは穏やかな感じです。
 小さいながら駐車場もあり
 車で来ても安心。
 向こうに主塔が見えますね。

 
 観光地の橋なので、
 全てがスタイリッシュだし、
 照明もオシャレ。
 
 こんな所に色々な情報があった。
 こまくさ橋の名前は
 一般から募集したそうです。
 「大田切流路工」の工事の時
 水没する橋の代わりに
 架けられた橋なんだって。
 

 長〜い橋桁です。
 146mもあります。
 対岸が遠いです。

 
 床板は木材やコンクリじゃなくて
 プラスチックかな。
 足元を照らすライトもあります。
 幅は2.1m。
 高欄は木造です。
 

 橋の下を流れる大田切川は
 すごい幅が広い。
 これは駒ヶ岳の方。
 流路工とかいうのがあるのだけど、
 
目の前の石が敷いてあるのが
 それみたいです。

 説明板には「落差を緩くした斜路工」
 とあります。

 
 こっちは東側で、
 下流方向です。
 この先には天竜川があります。
 さらに向こうには
 南アルプスが見えます。
 こういうのを見ると、
 信州に来た事を実感できるね。
 

 メインケーブルは
 何本も束ねてるわけじゃなくて
 1本の太いケーブルだ。

 
 対岸にも名前の銘板があった。
 こんな物もいちいちカッコイイ。
 上に乗ってる鳥は
 ハトじゃなくて雷鳥みたいです。
 
 アンカレージは
 道の左右にありますが、
 向こうの物は
 1つで2本のケーブルを
 つないでた。
 
 さすがに146mの橋は
 立派なもんだ。
 
 反対側からも。
 
 橋桁は鉄骨製ですが、
 茶色で木造イメージですよ。
 そういえば人数制限が無かったので
 そうとう頑丈なんでしょう。
 

 広い広〜い河原に架かる
 長いこまくさ橋は
 風景の中に溶け込んでます。

[2018年6月現在]


「こまくさ橋」は長さ146m、幅2.1m、主塔の高さは17.9mです。
現地の看板には、「大田切川の流路工整備計画に伴う河道の拡幅により水没する
市道橋を付け替えたもので(中略)自然に溶け込めるよう構造と素材に気を配り、
人と自然が共存できるように配慮した歩道橋です。」とあります。
木曽駒ヶ岳を水源とする大田切川は、急峻な地形と風化しやすい地質であり、
土石流の発生しやすい川でした。
周辺はキャンプ場などに囲まれた観光地であるため、
親水性や水辺の利用を考えられた砂防施設が造られました。
人と自然との調和、景観に配慮するため、緩傾斜の護岸工となり
広々とした河原の景色ができました。

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