【長野県・南木曽町-恋路のつり橋】
長野県南木曽町の秘境・柿其渓谷に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 柿其渓谷と言えば、
 有名な柿其水路橋の近くです。
 水路橋を越えてずっと北上すると
 分かれ道があり
 そこを右に行くと駐車場に着きます。

 柿其渓谷の駐車場から
 遊歩道を歩くと、
 すぐ橋に行けます。
 森林浴って雰囲気だ。
 今は真夏ですが
 快適です。
 
 パイプ主塔の吊り橋が
 現れました。
 多少周りの雰囲気に
 合わなくもないですが、
 色が茶色なので無問題ですよ。
 
 手前に札がいくつか
 掛かってます。
 これはよく見る人数制限
 「一度に5人まで」
 
 これは・・・
 面白い事が書いてあります。
 「つり橋はゆれるものです
 ゆらす物ではありません。」
 なるほど、
 確かにそのとおり。
 名言ですね。
 
 主塔は金属部品を組み合わせた
 簡単な構造ですが、
 観光地らしく柔らかいデザインです。
 扁額に堂々と
 「恋路のつり橋」とあります。
 名前に“恋路”とあるのは
 伝説から名付けた?
 それとも恋愛スポット狙い?
 
 橋自体は普通です。
 踏み板は木製。
 ハンガーケーブルや
 手すり代わりのワイヤが
 たくさんあって
 安心感があります。
 でも揺れる。

 柿其渓谷の柿其本谷川は、
 たくさんの人が
 川遊びしてました。
 

 対岸には、
 古民家を利用した
 料理屋があります。
 そばとか食べられますよ。
 道は正面と右に分かれてます。

 
 橋はけっこう低い位置に
 架かってるけど、
 増水した時なんかは
 大丈夫なんだろうか?
 
 橋から右の道は
 木の板と竹の手すりで
 雰囲気満点ですよ。
 子供の時に来れば
 いい思い出になりそう。
 
 橋の裏は簡単な作りです。
 こりゃ揺れるはずだ。
 重い鉄骨を使えば
 揺れないように出来るけど、
 それじゃ「らしくない」よね?
 
 渓谷に避暑に来てた人達が
 帰って行きます。

 [2012年8月現在]

阿寺渓谷と同じく、清流が気持いい柿其渓谷に架かる吊り橋でしたが、
名前の「恋路」は、近くの恋路峠にちなむ物と思われます。
国土地理院の地形図には、「小路峠」とあり、
平成8年に大桑村と南木曽町が共同で、小路峠周辺を「木曽ふれあいの郷」として
整備した際に「恋路峠」と改称したそうです。
「恋」だの「愛」だのを名前に入れて、恋愛スポットで村おこしを狙う、
昨今の風潮に影響されたのでしょう。
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