【愛知県・豊根村-こだま橋】 愛知県豊根村の学校のそばに架かる、子供達のための吊り橋。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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立派な吊り橋があったので、 渡ってみました。 渡った先は・・・ あれ? ここはどこ? ってな感じになって・・・ ネタばれな→周辺図 |
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まず豊根村ですが、 愛知県の東のはじっこ、 佐久間ダム湖に隣接してます。 2005年には、 日本本土で一番小さな村・富山村が 合併しました。 ここは豊根村の中心地より東側の 県道428号線沿いです。 左側の建物は旧豊根小学校だそうな。 |
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さて、今回の橋は、 上の写真の歩道橋の先にあります。 歩道橋を渡って来ると この場所に出ます。 と言っても、別に歩道橋を渡らなくても ここには来れますが・・・ ただの脇道かと思ったら、 これって村道なんだって。 村道25号線「兎鹿島中村線」だそうです。 50〜60mぐらいしかありませんが… |
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橋を渡ってみる前に アンカレージ側から見てみましょう。 メインケーブルが6本も使ってあります。 これなら重い物が載っても大丈夫。 そう言えば、何でこんな所に こんな大きな橋が架かってるのだろう? |
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なるほど、 |
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床はアスファルト敷きで、 歩道橋みたいな景色です。 補剛トラスのおかげで揺れません。 橋の向こうにグラウンドが見えるので、 あそこに行くための橋でしょうか? |
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ハンガーケーブルはこんな感じ。 一番短い部分なので、 ケーブルが付いてませんが… 2枚の金属板ではさんで なかなかに頑丈な作りです。 こういうパーツは 「ケーブルバンド」と言うそうな。 赤く塗ってあるけど、 はげちゃってますね。 |
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下を流れるのは「大入川」です。 穏やかな流れです。 あれ? 向こうに古そうな橋がありますね。 まさかあれは廃物件? あとで見て来よう。 →その時のレポートはこちら |
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橋はあと少しですね。 …向こうに見える施設って、 なんか見覚えのあるような… ほら、町の中や郊外なんかでよく見る あれですよ。 |
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吊り橋を渡った先は・・・ 学校じゃなイカ! いつの間に登校しちゃったワケ? え?あれ? この橋って学校専用の橋なの? そんなのどこにも書いてなかったけど? しかも、どでかいアンカレージが 鎮座してますよ。 |
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小中学校という雰囲気ですが、 休日なので誰も居ません。 こういうのって部外者立入り禁止だろうけど ささっと降りて、写真撮っちゃいましょう。 橋は堤防を越えた所で直角に曲り、 その先は階段になってます。 主塔がすごく高いように見えるね。 実際、下から見上げると けっこう高いよ。 |
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誰も居ないはずなのに、 さっきから視線を感じます。 むむ!なに奴!! 地面から頭がニョッキリ! ゴーレム襲来か!? っていうか、彫刻ですね。 …う〜〜ん…なぜにアタマが? |
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こんな所に、カメラを持った 部外者がウロウロしてるのも変なので、 さっさと退散します。 あ〜〜、でもちょっと待て。 紅葉が綺麗なので、 もうちょっと見て行きましょう。 赤いねぇ( ̄▽ ̄) |
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黄色いねぇ( ̄▽ ̄) この橋、頑丈な補剛トラスがあるのに、 耐風索まで付いてる。 やっぱり、橋も学校の施設の一部なので、 過剰な程の安全性を確保してるみたい。 |
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最後に、離れた所から。 この手の立派な橋は、 観光地とかに架かってるもんだけど、 ここじゃ、ちょっと唐突な感じ。 立派さよりも、渡った先に 道が無いように見えるからだろうか? 後から調べたら、 県道側にある建物は中学校の寮で、 (赤い紅葉の写真に写ってる建物ね) 学校に行くのに、この橋を使ってるのです。 [2010年11月現在] |
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■ 豊根村には、全国的にも珍しい、全寮制の豊根中学校があります。 調べた所によると、昭和49年に3ヵ所あった中学校が統合され、豊根中学校になりました。 広大な面積の豊根村ゆえ、学校までの距離が遠くなってしまった生徒が多数出たようです。 そのために寮が昭和51年に開設されました。「志高寮」といいます。 寮を作るなら全寮制にしようと言う事で、全寮制になったそうです。 「こだま橋」も同じく、昭和51年に架けられたのでしょうか。 「こだま橋」と言う名前は、豊根中学校の生徒の間で決められたそうです。 寮が作られた当時は、生徒が100名以上居ましたが、 現在の生徒数は30名ほどで、かつては寮の存続が危ぶまれた時もあったようです。 過疎化で生徒が減ってしまった豊根中学校ですが、 2010年には東海テレビの番組で、あのEXILEのATSUSHIが訪れました。すごいですね。 ■ |
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