【福井県・池田町-かずら橋】
福井県池田町の国道417号沿いにある、観光用の橋。かずらで造られています。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 地図を見ていたら、
 福井県にかずら橋があるのを発見!
 かずら橋って、あのかずら橋?
 と思ったら、かずら橋って
 いくつもあるんだって。
 でも日帰りで行ける距離なので
 渡って来ました。

 岐阜県からは徳山ダム湖を通り
 冠山峠を越えて行けますが、
 さすがに大変そうなので、
 九頭竜湖側から行きました。
 観光地だけあって駐車場完備。
 しかも無料で停められます。
 

 駐車場から橋までは、
 国道沿いを歩いて行きます。
 200mほどなのですぐです。
 看板があるので、
 ここを下ります。

 
 階段を下りて来ると、
 大きな木製の主塔が
 ありました。
 そこからメインケーブルならぬ
 メインかずらが結ばれてます。
 手前にはなぜだか観音様が…
 

 そしてコレ。
 かずら橋通行料金表です。
 実はかずら橋は有料なのです。
 大人300円、子供200円です。
 でも、どこで払うの?
 …まあ、渡ってみましょう。

 
 なんという独特の雰囲気。
 遊園地のアトラクションって
 雰囲気だ。
 観光客が渡ってます。
 

 足元を見るとスカスカ。
 たぶんこれって
 わざと隙間を空けてるでしょ。
 気をつけないと
 足がはまってしまいます。
 よく見れば、下にケーブルがある。
 この構造じゃよく揺れるわけだ。

 
 本当に揺れます。
 ふわふわ揺れて
 カメラも手ぶれしそう。
 メインケーブルが真ん中で
 クロスしてますが、
 この橋って吊り橋??
 

 「かずら」と言っても、
 それだけじゃ強度不足なので、
 ちゃんとワイヤーで吊ってます。
 ぶっちゃけ「かずら」は装飾ですね。

 
 下を流れるのは「足羽川」。
 清流のはずが、
 濁った水が凄い勢いで流れてます。
 前日に雨が降ったからですね。
 これはちょっとがっかり。
 左岸に遊歩道があるので、
 後で行ってみましょう。
 
 対岸にもでかい主塔があります。
 記念撮影のカップルが居ますが、
 私も向うのカメラに写ってますよ。
 ここは渡るだけでも面白い橋だ。
 足元注意ですが…
 
 橋桁が垂れ下がってますので、
 最後は坂を上って行きます。
 何気に下を見たら、
 こんな物があった。
 分かり辛いのですが、
 ブリッジソケットと言う部品です。
 吊り橋でメインケーブルを繋ぐ物ですが
 どうやら下のワイヤがメインらしいです。
 と言う事は、この橋って
 吊床板橋という種類の橋なのかな。
 
 橋を渡ったこちら側に
 料金所がありました。
 むろん300円払ってきました。
 
 橋の前には、
 山里の景色が広がってます。
 右側の民家は、
 「そば道場」と言う
 そば打ち体験も出来る
 そば屋さんです。
 
 橋の周りには
 遊歩道があるので歩いてみます。
 橋の下にも行けて
 下から撮影できました。
 人が居ない時じゃないと
 あらぬ疑いをかけられそうだよ。
 

 かずら橋とは
 こういうスタイルなのでしょうが、
 メインケーブルが飾りみたいだ。
 昔は「かずら」だけだったので、
 渡るのはさぞかし怖かったかも。

[2017年8月現在]


かずら橋は全国にいくつかあります。
徳島県には、祖谷(いや)のかずら橋と奥祖谷二重かずら橋があり、特に有名です。
福井県のかずら橋は、過疎対策の為に祖谷の職人の協力を得て架けられた物です。
サルナシなどのなどの葛類が使われいますが、安全の為にワイヤーで橋を支えています。
1989年に出来た、長さは44m、幅は1.8mの橋です。
吊り橋ではなくて、吊床板橋というタイプの橋だと思われます。
かずらは3年ごとに、ワイヤーや丸太の柱などは10年ごとに交換しています。

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