【愛知県・豊田市-風の吊り橋】
愛知県豊田市稲武町の大井平公園に架かる、観光吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 国道257号線と153号線の交差点から
 南に500mぐらいの所に
 大井平公園があります。
 特に何もなさそうな公園ですが、
 秋には紅葉が綺麗で、
 大勢の観光客が訪れます。

 駐車場は広くて無料なので
 遠慮せずに停められますよ。
 トイレや自販機もあるので
 なにかと安心。
 で、吊り橋はこれ。
 観光地の橋らしいデザインです。
 
 床板は木材ですり減ってます。
 出来たばかりに見えますが、
 この橋は平成22年10月の完成なので
 2017年現在で6年以上経ってます。
 こちらの主塔は低いですね。
 
 公園らしく
 滝まであります。
 滝と言っても
 人工のものなんですが…
 
 橋が架かってるのは名倉川です。
 こちらは南側、上流になります。
 この先にも滝があるので
 後で見に行ってみよう。
 左の建物はアパートとかじゃなくて、
 名古屋大学の施設だそうです。
 

 振り返って国道側を見ます。
 かなり広い駐車場がありますが、
 紅葉シーズンには満車になって、
 国道まで車があふれますよ。
 正面の山の斜面も大井平公園です。

 
 以前来た時には無かった
 展望台が出来てたので
 登ってみました。
 すると公園が一望の元に。
 吊り橋も見下ろせる
 いいロケーションですよ。
 

 公園に戻って
 橋の下を見てみました。
 沢山の人が渡れるように
 頑丈な作りです。

 
 柵に囲まれた一角に
 何かの機械がありますが、
 実はこれ発電機なんです。
 先程の人工の滝は
 ここから出ていたんですね〜
 
 水力発電所のミニ版です。
 小さな水車と発電機があり、
 ぐるぐる回って発電してました。
 「ふるさと水と土ふれあい事業」で
 造られた施設です。
 
 名倉川の滝です。
 これも人工の滝のようです。
 左側に取水口があるので、
 取水堰なんでしょう。
 でも大きな岩のおけげで
 自然な地形に見えます。


[2016年10月現在]
2010年6月

 「風のつり橋」と公園は
 7年前から記録してました。
 ここからは過去の様子です。
 これは2010年6月の状態です。
 橋は出来てますが、
 公園の方は、まだ整備中です。
 
 この時は、どんな風になるのか
 見当もつかなかった。
 何と言っても、
 橋に行く為の部分が無い。
 これじゃ渡れません。
 
 現在はここに橋があるので
 分からないのですが、
 橋脚がけっこう高い。
 ちょっと上がれません。
 それに主塔は木造っぽいですが
 金属製で表面に模様が描いてある。
 印刷されたシートが
 貼ってあるのでしょうか?
[2010年6月現在]
2011年3月

 2011年3月の様子。
 橋は完成して、もう渡れます。
 でもまだまだ公園は未完成。
 
 水車の滝もすでにあります。
 でも水車と発電機は
 まだありません。
 3月だからなのか、
 3枚目の写真と比べて
 木が少なくて寂しい景色です。
 
 対岸の低い主塔は
 本当に低いです。
 しかもなんか変わってる。
 塔にケーブルを乗っける
 “サドル”と言う部品じゃなくて、
 ケーブル同士をつないでる。

[2011年3月現在]

「風のつり橋」は単径間無補剛吊橋で、全長83m、幅2mあります。
全長の内、吊り橋部分は53m。吊り橋へのアプローチの木道が33mあります。
主塔の高さは国道側の高い方が13m、低い方が3.5mです。
豊田市観光協会公式サイトによると、大井平公園は
「古橋家6代目暉皃(てるのり)の偉業をたたえ、
郡農会が頌徳碑を設立し、古橋家が造成してつくられました。」とあります。
暉皃とは、天保の飢饉の時に民を救った郷土の偉人だそうです。
11月上旬から中旬にかけて大井平公園もみじ祭りが開催されます。
それとは別に冬になると、近くの砂防ダムに組んだやぐらを凍らせた、
見事な氷のカーテンを見る事ができます。

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