【愛知県・新城市-笠岩橋】
愛知県新城市を流れる豊川の両岸には、桜淵公園があります。そこに架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 飯田線の東新町駅の南側、
 県道69号線沿いにあります。
 大きな駐車場もあるので、
 観光にもってこいです。

 県道側から来ました。
 公園の林を抜けると、
 すぐに橋があります。
 こんな手前に親柱があった。
 と思ったら、
 ここから主塔までも
 橋になってましたよ。
 
 橋の大きさに比べて
 ちょっと小さな親柱です。
 「昭和四十七年八月竣工」
 隣には
 「かさいわはし」とあります。
 アンカレージはちょうど
 この下にあります。
 
 ここの公園は、
 桜の名所でもあるそうで、
 大勢の人が渡っても大丈夫なように、
 頑丈な作りです。
 なんにも揺れませんね。
 
 下には豊川が流れてます。
 豊川はエメラルドグリーン
 と言うよりダークグリーン
 に近い色ですね。
 これは東側、上流の様子。
 赤い橋があるけど、
 後で見に行ってみよう。
 
 こちらは西側の景色。
 カヌーが浮いてます。
 貸しボートもあるし、
 デートに最適かな?
 右に見える三角形の岩は
 橋の名前にもなった
 「笠岩」です。
 
 取材した時は10月なので、
 咲いてませんが、
 桜の季節になれば
 満開の桜が見事だそうですよ。
 橋桁は歩道橋の様な雰囲気で、
 吊り橋の味わいには欠けます。
 揺れる吊り橋が苦手な人には
 心強いでしょうが…
 
 立派な橋です。
 頑丈なトラス補剛があるので、
 揺れないわけです。
 
 こちらのアンカレージは
 遊歩道の下にあります。
 
 橋桁の補剛桁は、
 車が載っても大丈夫に見えます。
 載せてはいけませんがね。
 
 左岸の川岸を見ると、
 なにやら変わった模様の
 崖になってます。
 「蜂の巣岩」だそうです。
 白い縞模様があるけど、
 “片麻岩”というものなのかな?
 
 先程の赤い橋に来ました。
 いわゆる「太鼓橋」と言う物です。
 コンクリ製の橋ですが、
 ちゃんと銘版がありました。
 「花月橋」
 「もみじ谷」

[2010年10月現在]

桜淵公園は、江戸時代から続く桜の名所です。
新城城主・菅沼定実が植樹したのが始まりと言われています。
さくら祭りは3月中旬から4月中旬にかけて開催されています。
「蜂の巣岩」は、三波川帯変成岩の緑色片岩より出来ており、
片麻岩の中の石灰岩が水に溶けることで、蜂の巣状の穴が出来るそうです。
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