【福井県・大野市-上打波の廃吊り橋】
福井県大野市の県道173号線沿いにある、木と雑草に埋もれた廃吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 九頭竜線の勝原(かつばら)駅の
 前を通る県道173号線を
 北上してしばらく走り、
 上打波発電所を過ぎてからさらに
 3kmぐらい行った所に
 薮に埋もれた吊り橋があります。


 県道173号線を
 北上して来ると
 ちらっと橋が見えた。
 ちゃんとした吊り橋です。
 雰囲気から廃っぽい。
 大当たりの予感♪
 

 だがしかし、
 あんまりな激薮ですよ。
 橋に行く道も見えず、
 薮の薄い所もありません。

 
 主塔はコンクリで
 あっさりしたデザインです。
 そんなに古くはなさそう。
 今は9月なので、
 植物の勢いがピークです。
 
 でもここで諦められません。
 薮をかきわけ、
 枝をくぐり
 主塔まで来ました。
 新しいかと思いましたが、
 かなり汚れてます。
 

 銘版でもないかと
 探しましたが見つからず。
 反対側にもありません。
 よく見ると、
 コンクリがはがれて
 鉄筋が剥き出しになってる…

 
 ここまで来たら
 渡ってしまいましょう。
 橋桁は金属製で
 頑丈そうです。
 これなら渡れる?
 

 え?あれ?
 板が無い。
 なんと!
 床板が全て取り外されてる。

 
 ちょっと渡れそうで
 渡れない状態になってる。
 それに歪んでます。
 川が増水した時に
 飲み込まれて、
 曲がってしまたんでしょう。

 [2017年9月現在]


この橋が、発電所関係の橋なのかは不明です。
対岸から少し離れた所を林道が通っていますので、そこに行く為の橋、
もしくは林業の為の橋かもしれません。

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