【長野県・上松町-かけはし】
長野県の木曽福島の南側にある上松町には、江戸時代に中山道に造られた「桟(かけはし)」があります。
そこのすぐ横に架かる、国道19号線と桟温泉を結ぶアーチ橋が「かけはし」です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
今回は写真が大きいのでコメント少なめです。文字スペースも少ないしね…
「桟(かけはし)」とは、いわゆる桟橋の事です。
断崖に道を通すために、崖側から丸太とかで支えられた橋です。随分な難所だった訳ね。
そんな難所も、国道や鉄道が通り、交通の要衝なのは今も変わりありません。
そんな所にある小さく可愛い橋が、今回の「かけはし」です。
紅葉シーズンに行ったので、きれいな写真が撮れました。
ちなみに「桟」が昔のかけはしで、「かけはし」が新しいアーチ橋の事です。
 ■周辺図■


国道19号線から見た
「かけはし」の姿。
左に赤い屋根の
建物が桟温泉です。
露天風呂があるそう。
ここって以前、
テレビで紹介されてた。
…ウドちゃんが
露天風呂に入ってた
オバサンと一緒に♪

それと
国道上は歩道が
無くなる所があるので
歩行者は注意してね。

ちなみに、
橋を渡った奥には、
木曽森林鉄道の
通っていた
跡があります。
 
少し横から。
中路ランガー橋
と言う形式ですね。
ちょっと
色あせてるかな?

こんな場所でも、
けっこう車が通る。
国道に合流する所が
危険ポイントに
なってますね。
国道を走る車が
結構スピードを
出すからです。
通行の際は注意してね。

下を流れるのは
木曽川です。
 
これよこれ。
この写真を大きく
見せたいので、
今回は写真大きめです。

紅葉の色が
イマイチな感じだけど、
なかなかイイです。
木曽川の色が
きれいな緑色なら
なお良かったのにね。

ここは「寝覚の床」に
近いので、
川の中の花崗岩も
イイ感じです。
 
では、
橋を渡ってみましょう。
1車線で
車1台でいっぱいの
幅ですね。
アーチは
結構しっかり
造ってあります。
昭和34年9月竣工

終わってみたら
コメントいつも通り。

[2007年11月現在]


桟温泉側から見た、“木曽の桟”の様子です。国道の下に積まれた石垣がそれです。
17世紀に失火によって焼け落ちたと伝えられており、現在の“桟”はその時に石垣で造り直された物です。
「かけはしや命を絡む蔦かづら」 芭蕉がこの地に立ち寄った時に詠んだ句の句碑が、「かけはし」の近くの林の中に建っています。

国道の上には、コンクリートの構造物がありますが、これは中央本線の旧トンネル跡です。
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