【滋賀県・県道285号線-旧・廃道 周辺図】
滋賀県余呉町を南北に横切る、高時川上流の丹生ダム建設に伴い、県道が改良されたため出来た旧・廃道です。

1968年に建設計画が始まった丹生ダム。
1996年には水没予定地の住人の移転が完了しました。現在、全ての家屋は取り壊されています。
ここにも他のダム建設地と同じく、反対運動がありました。
しかし過疎に悩む余呉町は、ダムが観光名所となり、そこから町が発展していく夢に賭けた。
着々と本体工事に向けて、準備が進んで行きました。
そんな時世間では、ダムは建設するべきでない、という風潮が広まって行き、計画は見直しに。
2003年ダム関連の新規工事を見合わせが決められ、
さらに大阪府や京都府が計画から撤退したため、当初の計画の規模は縮小されました。
しかも完成予定の2010年より、大幅に遅れるとの事。
ダムを観光拠点にして、地域の活性化をはかろうとした、町の目論見は外れてしまいました。
町が進めて来た、インフラ整備やレジャー施設建設も、
ダム建設の遅れと規模縮小のため、町の財政を圧迫するだけになっています。
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