【県道317号線旧道 一谷坂隧道・旧道周辺図】
岐阜県郡上市白鳥町の東側にある「一谷坂(いったんざか)トンネル」。その横にはかつての峠越えの旧道があります。

地図を見ると、この旧道の複雑な様子がわかります。
車が通れない隧道と旧々道はどんな関係があったのか?なぜ旧道は旧々道と違う道筋なのか?興味深いですね。

大正6年に発行された「郡上郡案内」には、「大間見は最遠住宅の距離二里に達する巨邑にして、
谷坂より岐れて牛道村那留に至るを得、此路は、泰澄大師が、美濃口より白山に登攀したる始めの通路なりしと伝う。」
と言う記述があります。
つまり、泰澄大師が白山に登るのに、始めに使った道という事みたいです。
牛道村那留が白鳥町那留だとすれば、この一文は一谷坂の峠道の事を書いた物かもしれません。
ちなみに「大間見」の地名の由来は、馬見すなわち馬番が住んで居たからだといいます。
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