【岐阜県・中津川市-井戸岩橋】
紅葉の名所であり、夏には多くの人が避暑に訪れる、付知峡の近くにある吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 付知峡と言えば、
 たくさんの吊り橋がある地域です。
 とあるキャンプ場にも
 いっぱいありそうなので
 見に行って来ました。

 国道256号線から県道486号線を通り
 付知川をさかのぼって来ました。
 ここは宮島キャンプ場の前になります。
 さ〜て、どこにあるのか・・・
 あ。目に前に発見。
 車が置いてある道の先、
 小屋の隣に吊り橋が見えます。
 

 画面右端に見えてるのが
 宮島キャンプ場の建物です。
 季節外れなのか、
 誰もいないようです。
 目の前の橋は
 キャンプ場とは無関係の橋なのかな?

 
 橋までのアプローチは
 緩やかなスロープになってます。
 法面の石垣もイイ感じですね。
 主塔は・・・
 木造のよう… って、
 ええっっ!?
 なんか…すっごいボロボロだけど?
 今にも折れそうなんだけど?
 
 単なる木材と言うより、
 切って来た木をそのまま立てて並べて
 主塔にしたって風だけど、
 乾燥しきって表面が剥がれてきてる。
 こんなんで大丈夫なの?
 って思ったら、
 鉄骨で補強されてるよ。
 木の主塔の内側で鉄の主塔が支えてます。
 まあ、これなら安心かも?
 
 双方の主塔の足元が
 コンクリで固められてます。
 何に使うのかコンセントもある。
 コードが下のパイプに繋がってて
 使われてるみたいです。
 

 なんとも期待通りの木の床板です。
 メインケーブルもイイ錆び具合だし、
 どれだけ古い橋なんでしょう。
 しかし、思った程揺れません。

 

 対岸の主塔も同じく、
 壊れそうな丸太主塔を
 鉄骨が支えてます。
 植物に絡み付かれてるのが
 たまらなく良いです。
 この先には、不動滝なるものがあると
 看板に書いてありました。

 
 さて、ここで振り返ると
 1枚目の写真を撮ってた所が見えます。

 今レポートを書いてて気が付いたけど、
 左側にケーブルが1本追加されてます。
 補強と言うか、
 延命処置と行った方が合ってそうだ。
 
 橋を渡ってから
 対岸の主塔を見た。
 こっちも酷い状態だ。
 
 補強の為の板はひび割れ、
 固定してるボルトも抜けそう。
 そして、「注意」と書かれた看板。
 赤い注意だけ残して、
 他は消えてしまってます。
 普通は赤い文字が最初に消えるのに、
 ここは逆に残ってますね。
 いったい何が書いてあったのか?
 色々想像しちゃいます。
[2012年10月現在]

観光地にあるので、比較的新しい橋が架かっているものだと思えば、
相当に年季が入った吊り橋でした。
補強をせずに造り直さなかったのは、いかなるこだわりがあったのでしょう?
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