【岐阜県・海津市歴史民俗資料館-ディーゼル機関車】
岐阜県海津市の歴史を展示している民族資料館には、機関車が保管されています。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 なんか変わった建物があったので
 ちょっと寄ってみたら
 そこは民族資料館だった。
 しかも、林鉄でおなじみの
 アレが置いてあった。

 大江川沿いに高い石垣があり、
 その上に城っぽい建物があります。
 この写真は大江川側から。
 資料館の入り口は建物の南側で、
 写真では画面左側ですね。
 そこにはこんな所には
 場違いなアレがあった。

 

 はいドーーーン!
 機関車ですね。
 看板によればディーゼル機関車です。
 林鉄の車両がナゼこんな所に?
 って思ったら
 この機関車は山の中を
 走ってた物じゃなかった。

 
 水田の埋め立てに
 使われたらしいです。
 これで土を運んだんだとか。
 ラジエーターに
 「岐阜縣」とあって
 まるでヘッドマークみたい。
 

 きれいな青い色だけど、
 これは元からの
 色なんだろうか?
 写真は台車のアップです。
 緑色の物が付いてますが、
 どうやら苔のようです。

 
 機関車が引っ張っていた
 トロッコも再現されていました。
 小さくてかわいい。
 
 連結部分はくさりだけ?
 ゆっくり走っていたそうだけど、
 機関車がブレーキをかけても
 引いてるトロッコは
 ブレーキがかからないので
 追突しそうだ。
 それとも林鉄のように
 最後尾にブレーキの付いた
 車両をつなげてたのかな。
 
 車輪にはサスペンションとかは
 付いてないようです。
 きっとガタゴトと
 走ってたことでしょう。

[2019年5月現在]


岐阜県海津市には、かつて「堀田」と言う水田があり、
地面を掘り水路とし、掘った土を積んで耕地にしてました。
昭和29年から、土地改良の為に埋め立てが始まり、海津市北部の埋め立てには、
高須輪中北部の畑地帯の土砂を、トロッコで運びました。
今回の機関車はそこで使用された物で、岐阜県の所有だったそうです。
埋め立ては、昭和45年にすべて完了しました。

看板によると、制作は(株)加藤製作所で、全長310cm、全幅134cm、全高216cm
重さ4トン、軌間508mm〜610mm、いすずDA220エンジンで最大70馬力、
走行速度毎時18km、引張トン数20〜40トン、昭和34年12月製造です。

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