【国道256号線-旧・樋の口橋】
岐阜県の国道256・257号線は「花の都ぎふ」運動の一環として花街道整備事業路線の一つです。
「裏木曽街道」と言うコースで、千本以上のサルスベリが植えられています。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 花街道と言えば、
 道の駅に「花街道付知」があるけど、
 “花街道”ってそんな由来だったの?
 で、今回の旧物件ですが、
 その花街道こと国道256号線にあります。
 場所はここをポチッとな→■周辺図■

 そう言えば国道256号線には
 北恵那鉄道の廃線跡がありますね。
 今回は関係ないけど。
 で、中津川市街から国道を北上すると
 国道横に小さなコンクリ橋があります。
 旧道の道筋はちょっとした休息スペース。
 ポケットパークってやつ?
 車も停めれて一休みできます。
 

 車は入れないけど、
 人や自転車は通れるので、
 廃物件じゃあありませんね。
 花街道なのでここにも
 百日紅…サルスベリの花が咲いてます。
 さて、今回のネタはこれで全て。

 と言う訳にもいかないので
 もうちょっと詳しく見てみましょうか。
 

 親柱はコンクリ製ですね。
 「ひのくちはし」とあります。
 現道の方も同じ「樋の口橋」
 「昭和廿七年三月丗一日竣功」
 昭和27年3月31日の事ですよ。
 

 壊れてますね。
 ブロックがいくつか抜けてます。

 

 現道からも見えますが、
 近いのでこんな感じにしか見えません。
 おおっと、アーチ橋だよ。
 これは開腹アーチという種類だ。
 欄干の窓もアーチで、
 橋がアーチのモチーフで飾られてます。

 

 こっちからだとアーチの様子が
 よくわかります。
 いい具合に汚れてるね。
 車が通れないのに
 こんな綺麗な状態で残ってるのって
 保存されてるのかな?

 

 さて、この橋を下から見える所は
 どこかにないだろうか?
 と、探してみれば河原に下りる階段が。
 とはいえ、目一杯近づいても
 ここまでです。
 でも、渓谷の雰囲気があって
 実にイイ景色です。

[2008年5月現在]


旧橋の下を流れる付知川には、福岡ローマン渓谷など景観に優れています。
旧橋の下には天然記念物・アジメドジョウ生息地があります。
食べると美味のため乱獲されたり、生息地の減少により絶滅危惧種に指定されています。
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