【福井県・大野市-東勝原発電所取水堰の吊り橋】
福井県大野市の県道173号線沿いにある、東勝原発電所の取水堰に架かる吊り橋。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 九頭竜線の勝原(かつばら)駅の
 前を通る県道173号線を北上して
 最初の集落を過ぎると、
 間もなく取水堰に着きます。

 こんなコンクリ主塔の
 吊り橋がありました。
 なかなかに古そうです。
 期待が持てます。
 

 やはりシャットアウト。
 関係者以外立入り禁止。
 最大重量は0.3tですね。
 同時に渡れるのは
 4〜5人ぐらい?

 
 アンカレージは
 地面の下に埋まってます。
 ケーブルのカバーなんでしょうか?
 こういうのは面白い。
 フェンスもあって、
 守りは堅いです。
 
 正面から見ると
 こんな感じです。
 このパーツのおかげで
 ちょっとごつく見えますね。
 右側の看板は水利使用標識で、
 色々な情報が書かれてます。
 橋の名前は無かったですが…
 
 これが取水堰です。
 東勝原発電所が昭和12年の
 建設ですので、
 これも同じ時代のものですね。
 川の水はとても綺麗です。
 
 扉はあれど、脇が甘いです。
 では、渡ってみよう。
 床板は木の板で
 普通に揺れますね。
 
 県道の方はこんな感じ。
 橋の右側から河原に行けそうですが
 薮が深そうなので
 行きませんでした。
 
 下を流れるのは「打波川」です。
 下流側は岩の転がる景色です。
 
 上流側は取水堰があるけど
 これが綺麗な景色ですよ。
 水面に山の緑が写って
 まるで湖のようだ。
 実際は浅いのですが。
 
 対岸には囲われた通路があります。
 ここには入れません。
 この先にあるのは、
 排砂ゲートといわれる施設です。
 写真には写ってませんが、
 あちこちにクモの巣があり、
 除けながら歩かなくてはならず
 ちょっと面倒でした。
 
 ここから川を見ると、
 石が積まれた何かの跡があります。
 仕切りに囲まれた中に
 水でもためるのでしょうか?
 取水堰に関係無さそうなので、
 取水堰以前の物なのかも。

[2017年10月現在]

東勝原発電所は、昭和電力により昭和12年12月から運用を開始しました。
現在は北陸電力の所有となっています。
ここの取水堰も同時代の物でしょう。
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