【滋賀県・東近江市-八風谷の吊り橋】
滋賀県東近江市永源寺町の国道421号線に平行して流れる八風谷。そこに架かる2本の吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 八風谷と書いてますが、
 実際の八風谷よりは
 少し離れてるので、
 本当に八風谷なのかは
 ちょっと不明。

 吊り橋に行くには、
 石榑トンネルから1kmぐらい西にある
 国道の旧道に入ります。
 旧道から林道?を通り、
 少し歩くと林の中に向かう
 歩道の入り口があります。
 そこから下ってくると…
 
 川に出ました。
 目の前には吊り橋が見えます。
 小振りなコンクリ主塔です。
 アンカレージは、
 コンクリの四角い箱でした。
 
 橋の手前が斜面になってるので
 ケーブルに頭をぶつけそうです。
 なので「頭上注意」の札が
 下がってます。
 
 銘版かと思ったら、
 注意看板だった。
 「重量制限 同時通行4人以下!」
 だそうです。
 

 では渡ってみましょう。
 何とも整然とした景色です。
 床板の上に1本道が通ってます。
 ハンガーケーブルの
 繋がってる所が
 棒が差し込んであるだけに見えて
 引っこ抜けそうだ。

 
 揺れる橋を渡ると
 短いのですぐ対岸です。
 

 アンカレージの向うに
 次の吊り橋が見えます。
 同じ様な主塔ですね。
 すぐ前にあるコンクリは
 アンカレージです。
 豆腐みたいです。

 
 こちらには「頭上注意」はなかった。
 でも、足元を見ると
 橋桁の下を通るケーブルが
 地面の上の這っていて
 つまずかないように
 黄色く塗ってあって
 「足元注意」になってる。
 
 橋の上の景色は
 1番目の橋と変わりません。
 こちらの方が
 少し長いだけです。
 
 橋の下を流れる川は、
 八風谷の流れではなく、
 「愛知川」です。
 「えちがわ」と読みます。
 
 渡るにつれて
 メインケーブルが
 どんどん高くなってくる。
 対岸には主塔がありません。
 どうやらアンカレージは
 正面の壁の上にあるようです。
 片タワーという形式の橋ですね。
 
 渡った先の擁壁の横に
 道があります。
 
 この先はどこに行くのだろう?
 ちょっと行ってみましょう。
 遊歩道にしては
 何かものものしい雰囲気です。
 
 15mくらい歩くと、
 コンクリの桟橋が出現!
 なんだコレ?
 どうやら遊歩道じゃ無い?
 地図を見るとこの先に
 放水路らしき物がありますので、
 発電所関係の道なのでしょう。
 
 今度は河原側から見てみよう。
 川の水量が少ないので
 安全に歩けます。
 これは2番目の橋です。
 
 1番目の橋は、
 八風谷の流れの上に架かってます。
 山奥の渓流の雰囲気で
 とてもよいです。
 
 裏から見ると、
 ハンガーケーブルと吊り桁の
 繋がってる部分が見えます。
 しっかり付いているので、
 安心して渡れますよ。

[2011年5月現在]

発電所の放水路の為の通路らしき道に架けられた吊り橋ですが、
発電所関係の橋にしては、木材を使っていて観光用の橋と遜色のない造りです。
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