【国道156号線-廃洞門群 周辺図
富山県と岐阜県の県境の南に位置する、御母衣湖の湖畔にある廃洞門と廃トンネルの周辺図です。
■手前に延びる道が元からの道筋です。
現在の国道156号線が横切るように通っています。今は福島保木トンネルの出入り口の上の斜面 から、木材を下ろす作業のための資材置き場として利用されています。 古い路面に散らばっている物は、木材を運ぶモノレールみたいな機械のレールです。
   
■左側の黄色のセンターラインが旧路面。トンネル開通後は退避場所のようになっています。(今はふさがっていますが…)
ずーと先に小さなトンネルがありますが、国道由来の物じゃなくて、御母衣第二発電所の物のようです。発電所自体は地下にあるのか、ここからでは確認できません。
   
■トンネルの建設が始まると、現道にそうように旧道は曲げられました。おかげで洞門から出てすぐの所に急カーブが出来てしまいました。工事中はこの線形で使われていて、新トンネル開通後しばらくして封鎖された。
多分こんな感じだったのじゃないでしょうか?
見た訳じゃないので何とも言えませんが…

それにしても、この道は昔バイクで走った事があるのですが、しばらくこない内にトンネルが出来ていてちょっとびっくり。こうやって道はどんどん便利になっていくのですが、同時に道の持っている歴史や思い出なんかも失っていきます。

国道156号線が横を通り抜ける御母衣湖には、ダム建設に伴い荘川村の集落が沈んでいます。
ダム建設に反対した人々。沈み行く村から救われた2本の老桜。疲弊した戦後日本を復活させようとした電源開発。
そんな多くの人の想いが込められた湖のほとりに、役目を終えた洞門があります。

荘川村や荘川桜の詳しい情報は
荘川桜 J-POWER/電源開発】荘川桜とダム建設の詳しい経緯が紹介されています。
飛騨荘川村は桜の里】荘川村のオフィシャルページです。桜の精のキャラクターがとってもプリティー。
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