【愛知県・県道11号線-兜橋廃道】
愛知県豊田市小田町は、矢作川沿いにある小さな廃道。小ネタです。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 またまた小ネタです。
 ここがどこにあるかと言えば・・・
 愛知県と岐阜県の県境近く、
 笹戸温泉と小渡温泉の間の
 ちょいとカーブしてる所にあります。
 ここを東に行くと矢作ダムに行け、
 南に行けば足助に行けます。
 ちょっとした観光ルートです。

 現・県道11号線は走りやすい道です。
 車やバイクがスピードを出して走ってます。
 写真の場所はゆるやかなカーブにある「兜橋」。
 平成4年3月竣功です。
 「兜橋」の“兜”ってどんな由来?
 なんて考えながら道の左側を見ると、
 なにやらガードレールの向こうに
 スペースがある。
 これは廃道?
 

 当たりです。
 まごう事無き廃道の姿。
 いっぱい立ってる矢印標識が、
 視線をそらそうとしてるけど、
 私はごまかされないよ。
 現道が橋でパスしてる所に残った、
 線形改良廃道です。

 ちょっと行ってみましょう。

 
 山の方に向って、
 ズ〜っと続いていく廃道。
 っていうか、続いてるように見えてるだけ。
 短いです。
 小ネタだしね。
 あ。でも、何かある。
 何か水源とか川に関係ある施設みたいです。
 これのおかげで
 廃道は今もって現役なんですね。
 
 ここからだと、現道の「兜橋」と
 矢作川がよく見える。
 「兜橋」って上を通っても
 橋らしく見えないけど、
 横から見ると、なるほど橋だ。
 ガードレールの向こうにある柵は、
 例の施設の関係あるんだろうか?
 水門とかあるのかな?
 

 ここなんか昔のままの景色。
 崖とガードレールの間は
 なんとも狭い。
 まさに険道。
 本当にこんな所に車走ってたの?
 今は落ち葉と雑草だらけ。

 

 で、お終い。
 まあ、典型的な廃道でしたね。
 橋の右側の雑草だらけの所が廃道です。
 なかなかいい雰囲気。

 実はこのすぐ近くに、
 もうひとつ似たような廃道があります。
 今度はそちらを見てみましょう。

 
 さきほどの廃道から東に来ました。
 って言っても50mぐらいだけど。
 どうです、どこにあるかわからないでしょ?
 いや、バリケードがあるから
 すぐにわかるか…
 そうですね、バイクの向こうが
 今から侵入する廃道ですね。
 
 って、これだけ?
 短い。あまりにも短い廃道です。
 アスファルトが見えなきゃ
 絶対気が付きません。
 しかし、これでも立派な線形改良廃道。
 左の橋はちゃんとした橋で、
 廃道との間には隙間があります。
 なので、廃道の路肩から足を滑らせると
 ちょっと危険です。
 大雑把な柵があるけど、
 気休めぐらいにしかならないでしょう。
 
 廃道を歩いていた時、
 水の流れる音がしていたので、
 山側に谷川があるのかもしれません。

 それにしても、
 うさ★ネコ史上、最短の廃道でしたね。
 「兜橋廃道」と抱合せで
 レポート作りました。
 バラじゃとても無理。

[2006年9月現在]

線形改良廃道とは、道路が最適化された場所だ、というのがよくわかる物件です。
道ネタ「廃道」TOPへ…