【岐阜県・瑞浪市-萩島の吊り橋2】
岐阜県瑞浪市釜戸町を流れる土岐川には、変わった吊り橋が架かってます。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 県道421号線沿いにある、
 宝珠寺の南側に架かってます。
 集落内は車を停めれる所も無いので
 ちょっと行きにくい橋ではあります。

 宝珠寺前の吊り橋から西に行くと
 もう一つの吊り橋があります。
 右岸にある木の下にあるのが
 その吊り橋です。
 こちらの主塔は小さい?
 

 なんとも小さな主塔です。
 いや。これって
 
主塔って言っていいものなの?
 人がぎりぎり通れる
 高さしかないですよ。
 それに、橋桁の真ん中が
 持ち上がって折れ曲がってる。

 
 ケーブルも4本もあって、
 上のケーブルがメインで
 下のは主塔を支えてるもの?
 主塔の低い位置からも
 ケーブルがあって、
 直接橋桁に繋がってます。
 
 アンカレージの上に
 何か丸い物があったので
 よく見てみたら
 「3級基準点」という物だった。
 測量の為に使うものだそうです。
 
 主塔をもっとよく見てみましょう。
 サドルの部分にケーブルが
 巻き付けてあります。
 その先は2本に分かれていて、
 さらにその下にもう1本あり、
 先程の1本と合せて
 合計4本のケーブルで
 橋桁を支えてます。
 
 床板は木製です。
 ケーブルがまるで
 斜張橋のように見えますね。
 対岸の主塔の下に
 あるように見える部分は
 実は真ん中の
 折れ曲がってる所です。
 
 橋の上からの眺めは
 実にのどか。
 これは東側、
 恵那市の方を見たものです。
 遠くにさっき渡った
 吊り橋が見えます。
 
 この橋は、
 複雑な方法で吊ってあるせいか、
 歩くと上下じゃなくて、
 左右に揺れます。
 足を出すタイミングに合せて
 揺れるので、
 歩きにくいです。
 
 県道側の主塔も、
 向うと同じく低いです。
 下に置いてある鉄骨は、
 橋桁用の
 I(アイ)ビーム鋼なんだろうか?
 
 アンカレージは地面の上に
 出てますが、
 ケーブルのつなぎ方が
 3つ共ばらばら。
 メインケーブルのターンバックルは
 今にも壊れそうだし…
 
 橋の裏は、鉄骨で組まれていて
 予想外に頑丈そうだった。
 でも、細いケーブルで吊ってるので
 人がたくさん乗ったら・・・
 落ちそうだ。

[2017年3月現在]

先に渡ったコンクリ主塔の吊り橋とは違い、主塔や吊り桁は金属製の橋でした。
主塔から橋桁を、ワイヤで直接吊っているので、
吊り橋と斜張橋の折衷型の橋になるのでしょうか。
道ネタ「橋梁」TOPへ… 萩島の吊り橋1…
 _