【愛知県・豊根村-御所平の吊り橋】
茶臼山山麓の森の中、滝見物の為の遊歩道に架かる吊り橋。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 場所は愛知県県道506号線と
 国道151号線が交わる所から北にすぐ、
 御所平という所にあります。
 滝に行くための遊歩道の橋だそうです。

 国道から村道に入り
 旅館の前を通り過ぎると
 こんな横道と看板があります。
 「鼓ヶ滝」
 この道を行けば
 吊り橋があるわけですね?
 でも注意して下さい。
 真っすぐ行ってしまうと
 山の上の方に行ってしまう急坂になります。
 そっちは不正解。

 
 途中で左に曲がって行くのが正解。
 しかし、そこは通らずに
 手前の広場を行きます。
 なぜなら正解の道は、
 雑草のおかげで通り辛いから。
 この広場から行った方が
 楽に行けます。
 
 滝があると言っても
 マイナーらしく、
 あまり人が通らないみたい。
 落ち葉が積もって荒れてます。
 まあ、これくらいなら
 たいした事ないかな。
 
 遊歩道は森を突っ切って行くのですが、
 段々怪しくなってきた。
 って時に、倒木が道を塞いでるのに遭遇。
 あれ? 遊歩道だよね?
 なんか廃道状態になってるけど…
 
 先の方を見ると、階段があります。
 倒木地帯は少しだけですので、
 さくっと突破します。

 あ。これが滝なのかな?
 じゃなくて、砂防ダムでした。
 その砂防ダムの上に
 目的の吊り橋が見えます。
 
 

 荒れた急階段を上がると、
 目の前に小さな吊り橋が・・・
 けっこう新しそうです。
 新しい橋なのに
 遊歩道が荒れ放題って
 どういうこと?

 
 発電所の施設に架かっていそうな
 業務的な吊り橋です。
 木造でないので長持ちしそうですが、
 橋桁が雑草に絡めとられてる。
 この画面だけ見ると
 まるで廃物件だね。
 廃物件と言うより放置物件だろうか?
 すごい勿体ない感じだ。
 

 橋の上から上流を見ると
 滝が見えます。
 これが「鼓ヶ滝」だろうか?
 正直ちょっと微妙な景色だ。
 特に感動するようなポイントも無く、
 きれいに整備されてる様子も無い。
 吊り橋を造って力尽きたか?

 
 さて、もう対岸です。
 主塔は4つのパーツに分割されてる。
 狭い場所で組み立てる為に、
 パーツを小さくして
 運んだのだろうか?
 
 アンカレージは普通ですね。
 遊歩道はさらに登って行きます。
 この先は県道506号線に出るはず。
 もう目的地に着いちゃってるので、
 遊歩道の続きは確認してません。
 
 植物が邪魔で
 スッキリした写真が撮れない。
 冬でさえこんな風なので、
 夏はもっと無理そうだ。
 
 河原に下りる階段があったので
 下に降りてみました。
 ここからの方が雰囲気がある。
 この橋は、橋台とアンカレージが
 一体になってるんだ。
 それと、桟橋の下に札が下がってるけど、
 「鼓ヶ滝→」と書いてあった。
 さっきの滝が「鼓ヶ滝」だったのですね。
 
 橋桁の下は、かなり頑丈そうな作り。
 沢山の人が来る事を考えて
 こんな立派な吊り橋を架けたんだろうが、
 遊歩道が倒木で塞がれて
 台無しになってるよ!
 
 最後に「鼓ヶ滝」のお姿を。
 砂防ダムを造ったおかげで
 川底が上がって、滝が低くなったそうです。
 それが原因じゃないんだろうけど、
 残念な観光地みたいになってる。

[2014年3月現在]

滝の近くに設置された看板によると、
滝の音が鼓を打つ音にそっくりな事から「鼓ヶ滝」と名付けられたそうです。
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