【岐阜県・揖斐川町-旧・どうめき橋】
岐阜県揖斐川町の浅又川沿いに残る廃橋梁。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 国道306号にある
 道の駅・さかうちから
 4〜5kmぐらい西に来た所から
 浅又川沿いを西に進むと
 雑草に覆われた橋があります。

 国道から西向きに入りますが、
 すぐカーブして
 南向きになります。
 ず〜〜っと走って行くと
 道が川を渡る所があります。
 そこの右側の川の上に
 雑草の塊が今回の橋です。

 
 今は5月ですが
 もうすっかり薮に覆われてます。
 コンクリ橋みたいですが、
 現道とあまり変わらない長さだね。
 
 まず旧道から見てみよう。
 現道横が崖になって
 そこから崩れたらしい
 石がたくさん落ちてます。
 雑草も邪魔ですが、
 この石はもっと邪魔だった。
 
 そんな邪魔を乗り越えて
 来ました廃橋梁。
 目の前の雑草部分が
 橋桁になります。
 しっかりと親柱が残ってます。
 
 銘板も残ってる。
 「どうめき橋」
 
 隣の親柱は
 ちょっと分からなかった。
 
 橋の上は雑草まみれで
 いっさい路面は見えなかった。
 対岸の親柱にも
 銘板があります。
 「どうめ・・・」
 までしか見えませんが、
 「どうめきはし」なんでしょうか?
 

 隣は竣工年で、
 「昭和三十六年三月完(成)

 50年以上前ですよ。
 渡った先は、
 段差になっていて
 旧道上に土砂を置いて
 ふさいでます。

 
 旧道からは通れないので
 現道から橋の南側に行きました。
 ここからなら橋の様子が
 なんとか分かります。
 橋台や高欄もコンクリだった。
 
 橋の左側に橋があるけど
 写真じゃ全然分かりませんね。
 これは冬に来た方がいい物件でした。

[2019年5月現在]

線形改良の為か、落石を避ける為に橋が架け替えられたようです。
ちなみに現道の橋もどうめき橋で、完成が昭和49年10月なので、
旧橋は16年しか使われなかったわけです。
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