【静岡県・浜松市天竜-アラタ橋】
静岡県浜松市春野町石打松下の集落に架かる、変わった主塔?の吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 国道362号線から県道263号線に入り
 途中脇道にそれて熊切川を渡ります。
 左岸の道を少し走ると
 「長蔵寺橋」があり、
 さらに進むと
 主塔のない吊り橋があります。


 左に流れるのは「熊切川」。
 懐かしい感じの里山の風景です。
 赤い橋がイイ感じに架かってます。
 国道から来ると、
 通り過ぎて振り返った所から
 写したものになります。
 

 対岸は家のすぐそばまで
 山が迫って来てます。
 あの山の向うにも
 集落があります。
 この日は4月30日なので、
 鯉のぼりが上がってますね。

 

 さっきから見てるけど
 主塔が無いです。
 この道路脇の壁みたいなのに
 メインケーブルが繋がってます。
 これ、アンカレージが
 主塔の代わりになってるのです。

 
 愛知県にも同じ様な橋がありますが、
 あちらは片方だけでした。
 両方主塔無しというのは珍しいかも?
 アンカレージには銘版が付いてました。
 これは御影石?
 「アラタ橋」とあります。
 
 隣には塗装に関する物と、
 汚れて読めない、
 たぶん竣功年が書かれた
 板が付いてます。
 コンクリ表面の黒っぽいのは
 コケですね。
 
 車も通れる橋なので
 揺れません。
 目の前に主塔が無いのが
 変な感じだ。
 
 振り返ってみると
 ケーブルが直接
 アンカレージに埋まってます。
 後から調整は利かない構造です。
 ケーブル取り替えは、
 アンカレージごと?
 
 橋を渡った先の
 アンカレージにきれいな
 銘版がありました。
 「昭和53年度
  アラタ橋架替工事」
 「昭和54年3月完成」
 もう30年近く前だ。
 
 こちらのアンカレージの
 ある所は下り坂になっていて、
 アンカレージの形が
 向うとは微妙に違う。
 左の影に隠れた銘版には、
 「あらたはし」とあります。
 漢字でどう書くのかは
 分からなかった。

 [2016年4月現在]


主塔が省略されているのは、建築費の削減が目的なのでしょうか?

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