【長野県・上松町-赤沢橋】
長野県上松町にある、森林鉄道で有名な「赤沢自然休養林」に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 一度は行ってみたかった、
 赤沢自然休養林。
 今回は林鉄じゃなくて、
 吊り橋です。

 上松町から県道473号線に入り
 町道?を通り
 ずっと南下して来ると着きます。
 今日は5月だからか、
 お客は少ないです。
 その方が取材には好都合。
 
 主塔は木製。
 自然公園の中にある橋には
 ピッタリです。
 観光地らしく、
 色々張り紙がしてあります。
 やっぱりあった
 「イノシシ・クマ出没注意」
 
 隣には「赤沢橋」の札が。
 主塔の表面には
 木の板が貼ってありますが、
 中には太い木材が
 1本あるのでしょうか?
 
 橋桁は、床板・高欄
 全て木材です。
 徹底してます。
 特に人数制限は無いようです。
 
 橋の下の渓流は、
 川遊びが出来そうな
 良い渓流です。
 公園の施設の建物も見えます。
 
 渡った先からは
 森をめぐる遊歩道が
 始まります。
 森林浴にもってこいですね。
 
 こっちの主塔には、
 発注主と施工業者の
 名前が書かれた木札が
 貼ってあります。
 
 アンカレージは
 地面に埋まっていて、
 真ん中に階段が作ってあります。
 右にもうひとつあるのは
 すれ違い用のため?
 
 橋の裏も見てみましょう。
 オール木造かと思ったら、
 下は鉄骨で組んであった。
 なるほど、
 これは頑丈そうだ。
 大勢で渡っても
 これなら安心。
 
 耐風索のアンカレージです。
 丸石が積んであるように
 見えますが、
 コンクリを石っぽく
 作ったものでした。
 よく見ると、同じパターンの
 繰り返しになってるよ。

[2013年5月現在]

古来木曽地域は、良質なヒノキの産地として知られていて、
江戸時代には尾張藩の直轄地になっていました。
明治時代には御料林として、戦後は国有林として保護されて来ました。
そんな木曽の山に、木材を運ぶ為の森林鉄道が出来、運材や地域の足として活躍しました。
しかし、トラックに押されるかたちで、森林鉄道は次々と廃線になっていきました。
現在赤沢自然休養林には、保存のための軌道が作られ、林鉄の車両が走っています。
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