【岐阜県・県道435号線廃橋梁-水洞橋撤去済み
岐阜県朝日村の秋神貯水地に架かる県道の橋が、並んで2本あります。そのうちの1つが廃橋梁です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 大きな橋が2本も並んでいるって
 けっこう奇妙なもんです。
 それが両方とも自動車用の橋なら尚更です。
 でも1つは使われてない様子。
 そんな橋を渡ってみました。

 橋の周辺図はこちら→■周辺図■


  ■水洞橋-側面図■クリックすると原寸サイズの物が別窓で開きます
 これがその橋、「水洞橋」。
 青い色のトラス橋です。
 でも何か変わった形してますね。
 上にずれてるよね?
 本来路面部分がある位置より、
 随分上の方にあります。
 強度を上げるためなんでしょうか?
 それにしても、下に水がないので
 すごく高い所に橋があるように見えるけど、
 実際かなりな高さがあります。 
 
 さっそく渡ってみましょう。
 ここから見ると、
 小規模なトラス橋の
 ポニートラスみたいに見えます。
 橋を渡った先は森に突っ込んでいるみたい。
 画面右端にはちらっと、
 現役の県道の橋が写っているけど
 こちらは新水洞橋って言うのでしょうか?
 新しい橋の名前…見て来ませんでした。
 (∩^ω^)いやぁ、まいったね。
 
 橋の上から、北を通 っている
 国道361号線方向を見ています。
 トラスの路面からの高さは、
 だいたい人の頭より少し高いぐらいです。
 青色の塗装が、今だに鮮やかな色を
 残してます。
 廃橋梁歴2〜3年って所でしょうか?
 きれい過ぎて廃物件としての
 味わいには欠けてます。
 
 橋を渡った先は少し広くなっていて
 山を避けるためにカーブしてます。
 これを見ると疑問に思うんだけど、
 何でこの位置に橋を造ったの?
 あと10mもずらせば
 こんなカーブを造る事もなかったのに。
 技術的な制約でもあったのか?
 アスファルトは廃道特有の流水模様が
 まだらに付いてます。
 現役と言っても遜色のない状態ですが、
 歩行者のために残してあるんですかね?
 
 少し進むと、
 道はガードレールに遮られてお終い。
 銀色の部分は最近直したみたいです。
 近頃は色を付けて無い物が多いようです。
 表面処理の技術が進歩したので、
 色を塗る必要が無くなったからでしょうか。
 新しい橋には、トンネルのポータルとかに
 よくある、カラフルなレリーフが
 飾ってあります。
 これも一つのイメージ戦略?

 [2004年8月現在]


今は車では通行出来ない水洞橋ですが、2月に開催される「氷点下の森 氷祭り」では、
イベントの一環として水洞橋は氷漬けにされてしまいます。
その時の写真を見ると、トラス部分に沢山のつららが垂れ下がっていて、凄い事になってます。
ただし、この「氷点下の森 氷祭り」が毎年開催されるイベントなのかは、わかりません。

2009年8月現在、水洞橋が撤去されているのを確認しました。
2009年3月6日に爆破解体されたそうです。掛かった費用は約3000万円。
その時の様子をテレビで見ましたが、2ヵ所を爆破されてバッタリ倒れていました。

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