【国道418号線旧道-平瀬橋】
あの国道418号線の旧道に架かる、古い鋼アーチ橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 場所は、岐阜県山県市の
 武儀川の支流です。
 旧道は狭い集落内を通る、
 県道196号線です。
 平瀬橋は1車線の狭い橋です。

 路面や高欄が
 きれいに補修されてますが、
 この橋は大正15年3月竣功の
 かなり古い橋です。
 そうは見えませんが・・・

 隣に歩道用の橋も架かってます。
 
 横から覗いてみると
 複雑なアーチなのが
 分かります。
 
 下の川に降りて来ました。
 「ひなたに川」と言うそうです。
 素朴な風景です。
 
 もっと近付いてみた。
 橋全体が塗り直されたのか
 以前来た時に比べて
 すっかり綺麗になってます。
 ちょっと興醒め?
 アーチの根元にピンのある
 2ヒンジと言う形式ですよ。
 
 今度は歩道側に降りて来ました。
 こっちは方杖鋼ラーメン橋。
 新しくなるほど
 橋はあっさりした
 デザインになってくね。
 
 薮をかき分けて
 もっと近付いてみました。
 橋桁を支える支柱が華奢。
 よくこれで支えられるものだ。
 
 県道は橋を渡り
 北に向かいますが、
 そこから撮ってみました。
 河原から見たのとは、
 また雰囲気が違います。
 住宅が見えないので、
 山奥みたい。
 

 補修される前は
 どんな風だったのか?
 4ヵ月前の
 2012年9月の様子です。
 工事直前なので
 トラ柵が置いてある。
 高欄がいかにも昭和風。

 
 橋の隣にこんな
 石碑が立ってました。
 文字はよく分からないけど、
 反対側に「御大典記念昭和三年建」
 とあります。
 昭和天皇の即位の礼の事ですね。
 
 橋を渡った西側です。
 歩道橋が出来る前は、
 歩行者も一緒に渡ってたので、
 危ないですね。
 まあ、昔はどこも
 こんなだったけど。
 
 そして、
 2012年11月の様子。
 路面には型枠の板が
 敷かれてます。
 
 アスファルトの下の
 コンクリの為の板ですね。
 鉄骨が縦桁と言う物だから、
 この上に床板を
 造るのでしょう。

 [2013年1月現在]

平瀬橋は大正15年3月竣功の、上路ブレースドリブアーチです。
90年以上前に架けられた橋ですが、
補修を受けながら今でも現役で頑張っています。
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