【国道257号線-竹原トンネル廃道 周辺図】
岐阜県下呂市の東側を通る、国道257号線の竹原トンネルには、川沿いの旧道があります。

この廃道について調べていたら、面白い物を見付けてしまいました。
かつてここを、長大な「索道」が通っていたのです。
上の地図の左側、国道41号線を美濃加茂市方向に行った所に、瀬戸発電所があります。
その発電所の建設資材運搬用に、中央本線坂下駅から下呂の三原まで、全長約40kmもある大規模な索道が建設されました。
索道とはスキー場などにあるリフトのような物です。金山駅までしか開通していなかった当時の高山本線に代わり、
日本電力株式会社により、大正11年6月に創業が開始されました。
長い距離のため、50馬力のモーターを3基使ったそうです。
5年余りで建設工事は終わり、その後は「飛騨索道株式会社」が引き継ぎ、木材や塩など、物資の輸送に利用されていました。
しかし、高山本線全線開通や道路の整備がすすみ、索道による物資輸送は減りました。
そのため昭和4年におしまれつつも廃止。ワイヤーなどは吊り橋に転用されたそうです。
山の上を、延々と越えて行く索道。それはいったい、どんな景色だったのでしょう?
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